TOPメッセージ
我々の仕事は、自動車部品用の金型を作ること。
1台の車には数万点の部品が組み込まれており、その部品一つ一つを最初に形作る金型は、いわば、量産準備の要といえます。
金型製作のアプローチは千差万別で、我々の金型思想がそのまま『お客様の生産現場に適した最善の生産システムを構築すること』に繋がります。コストはもちろん、それよりもまず、お客様に不安なく使っていただき、高い生産性を実現するための金型を作る。そんな仕事です。
自動車業界をはじめあらゆるビジネスがグローバル化に向かい、大手メーカーの部品製作も海外へと出て行っている中で、我々金型業界も大きな変化の時を迎えていると言えます。いままで通り、取引先からの要望に応えて行くには、いままで通りのスタンスを変えなくてはいけません。
これまで培ってきた技術を携えて新しいフィールドへと打って出るにあたり、未来への中期ビジョンを打ち立てました。
その第1ステップとして、2016年5月に新本社、新工場を建設。新たなスタートを切りました。たくさんの方に支えられ踏み出せたこのスタートは、 “新生”新生工業の大きな一歩となりました。
次のステップとしては
■第2工場の建設(生産能力倍増・売上高10億)
■海外取引強化(海外工場への納品拡大、エンジニアリングサポートへの取り組み)
■人への取り組み(職場環境の改善、幅広い人材の育成)
を掲げています。
特に、海外へ活躍の場を広げるにあたり、人への取り組みを重要に捉えています。
我々の業界では最新の設備を導入していても最後は人の手による「職人技」がモノを言います。良い意味で職人気質、悪い意味では引っ込み思案な「頑固さ」が、この業界のグローバル化にストップをかけている。そう感じずには居られないのです。
同業者であってもそれぞれの得意分野が違い、それぞれのプライドがあり主張がある。でも目指す場所は同じはず。同業者同士がお互いもっと密接に関わり合うことで新たな展開が開けるはずです。
そのために、エンジニア系、営業系、語学系人材の採用に力を入れ、幅広いフィールドへの対応力を強化していく必要があると強く感じています。
これまでのセオリーを我々の手で変えることで、取引先・志ある同業者・そして我々、3者が互いに連携し合い、より高次元のステージへと向かう、WIN-WIN-WINの関係性を築く事ができたなら、もっと面白い世界が待っているのではないでしょうか。
挑戦する準備は出来ています。一緒に面白いところへ行きましょう。
代表取締役社長 浜野 洋光